異世界転移した少女が幸せになる物語

ててて

3.5 少年と少女

〜少年side〜




今日は朝から散々な日だった。朝起きていつも通り鍛錬する。すると親父から今日の課題を出された。町からとても離れた所にある草原に住み着いたワイバーンの討伐依頼だった。しかも一人で。

昔、捨てられてた俺を拾ってここまで育ててくれたのはギルドマスターである親父だった。
そして、何故か鬼のように俺を教育し、半端なく鍛えてきた親父。まぁ、そのおかげでランクもSSSになり、国1番の実力者にはなれたが・・
朝からこれはないだろう。まぁ、行かないなんて選択はないので行くのだが。

草原の近くまで馬に乗って行く。テレポートを使っても良かったのだが、これからワイバーンを殺るのだ。流石に魔力は温存しておきたい。

無事10分かけて潰すことができた。

「はぁー疲れた。朝からこれはキツイだろー。」

普通ワイバーンを潰そうと思ったら大の男15人もしくは、国の騎士団一団はいるらしいが・・・そんなのは知らん。

「あーあ、どうせ家に戻ってもまた親父にこき使われるしな。少しここで休んで行くか。」

そう言って寝そべった草原は至高の寝心地だった。

話し声が聞こえる。

(ったく、だれだ?うるさいな)

「ーーもうー!なんなんだよー!!」

「うるっさいな!さっきから何だよ!」

身体を起こして声が聞こえた方をみる。そこには女の子が立っていた。

「ご、ごめんなさい。人がいるとは思わなくて・・」

「ん?ってかなんでこんな所にいるんだ?今、ここは人が来ないはずなんだが・・」

(というか、本当に何故こんなとこに居るんだ?この草原はさっきまでワイバーンが居たんだぞ?しっかりと町の住人たちにも立ち入り禁止と伝えたはずなのに・・)

そんなことを考えていた時、初めてその子と目が合った。

(あれ?こいつ髪の色・・黒か?)

自分以外に髪の毛が黒いやつなんて初めてみる。正直とてもびっくりした。

「・・・なぁ、これって黒か?これって産まれつき?それともなんかの病気?って目も黒なのか?」

(というか、こいつすっげぇ顔が整ってるな・・)

「っいいえ、髪はグレーよ。光に当たると分かるわ、目は黒だけど。両方産まれつきよ。あなたも産まれつき?」

「・・・あぁ、まぁな。そうか、産まれつきなのか。俺も産まれつきなんだか・・ほら、この世界黒を嫌うだろ?悪魔がなんとかって。そのせいで俺は実に親に捨てられたんだ。まぁ、そのおかげで今の親父に会えたんだがな。」

同じ黒、近い色だからだろうか。いらない事まで言ってしまった。自分から自分の生い立ちを話すことは今までした事がなかったが、不思議とこいつに話しても嫌な気分にはならなかった。

「そうなのね。私の世界じゃ、黒が当たり前だったからあり得ない話だわ。逆にみんなと違う髪色だからと距離を置かれるくらいなのに・・・」

(どういうことだ?もしかしてこいつ、他国からの間者か?少し情報を聞き出すか)

「私の世界・・・?どういう事だ?というか、さっきの話の続きだが、どうしてここにいる?もしよければ教えくれないか?困ってるなら助けられるかもしれない」

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コメント

  • ノベルバユーザー321909

    てててさんの小説…多い(確信)こんなに様々な種類のが書けるなんて…天才ですかよ…。悪役令嬢の話のイメージ多かったので、此見た時驚きました…
    てててさん、確か『悪役令嬢は趣味に没頭します(題名あやふや)』
    にも、前世にピアノが〜…とかでしたよね。悪役令嬢は趣味に(以下略)
    でも、ピアノの話ありましたよね…此からも無理しないで頑張ってくださいっ!
    ( ੭˙꒳ ˙)੭ガンバレー

    1
  • フミカ

    めちゃくちゃオモロイ!
    ていうか、てててさんの作品全部読んでます!これからもガンバってください❗

    4
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