エロゲーをレビューしてみた。思い出も含めて。

小夜子

第15話「天使のいない12月」

キャッチコピー「これは絶対やるべきゲーム」



このゲームは以前から欲しかった作品であり、高校卒業してからプレイした。
会社をクビになったりと色々人の心の裏側が見えて落ち込んでいた時だ。
そんな時にプレイしたのでかなり思い出がある。




このゲームは季節が冬で切なく、欝要素が強めだ。
「ホワイトブレス」のように明るくはなく、雰囲気は最初から非常に暗い。
生きること、人生、心の傷…そういった難しいテーマと性行為を同時に定義。また各ヒロインによって違う悩みを持ち、プレイヤー自信、悩まされることが多いゲームである。




主人公はネガティブなものの、妹がその分、雰囲気を明るくしているのが幸い。
なんでこの子が攻略対象ではないのだろうか…と思うプレイヤーは多いだろう。
シナリオもよく、文章も良い。特にEDは強烈に印象に残ってしまう。
恋愛をしていれば悩みだってあるし、人間関係だって悩みが多い。
性行為は一時の逃げ道かもしれない・・・。
ただそこにいるだけの二人。
具体的な答えは提示されないが、それは各プレイヤーに委ねられている。
このゲームはぜひ全キャラ攻略することをオススメする。
生々しい現実感の強いゲームだが終わった後も心に何か残るものがあるゲームだ。
古臭さも感じないので、未プレイの方はぜひ遊んで欲しい。
これをせずにエロゲーを語ることなかれ!
まさにそう言える作品だ。




ブランド  Leaf
発売日  2003-09-26
商品群 通常版 /PKG版/9504円
18禁等  18禁
中古だと1000円程度。


原画 なかむらたけし(NAK村、中村毅) , みつみ美里
シナリオ 三宅章介
音楽 石川真也 , 中上和英 , 下川直哉 , 松岡純也 , 豆田将
声優 安玖深音(葉月 真帆) , 井村屋ほのか(須磨寺 雪緒) , 鮎川ひなた(栗原 透子) , 鷹月さくら(榊 しのぶ) , 皆美伊吹(麻生 明日菜)みる(木田 恵美梨)



データはErogameScape -エロゲー批評空間より抜粋

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