世界一の頭脳を持つ母と世界一力が強い父から生まれた双子

未完ちゃん

第3話 消えた妹

「へぇ、、、」

僕は、神炎町で行われてる神楽を感慨深く見ていた。
最初は、ひねくれたことを思ってばかりで、
たいして神楽を見ていなかったが、途中、男の踊り子が出てきて、その踊り子の踊りを見ているうちに、面白いことに気がついた。
一見、服や、音楽のせいで、先ほどの踊りとは対照的に見える踊りだが、驚くことに、服を見ずに、
全体の振り付けを見たり、耳栓をして、音を出来るだけ聞かないようにしてみると、先ほどの女の踊り子達と全く同じの振り付けだった。
一寸のズレもなく、まるで、さっきの女の踊り子達が、男の踊り子の格好をして、踊っているかのように見えた。
気になって、一際キレのある、男の踊り子の顔をよくよく見てみると、
先ほど、
「外見は綺麗に着飾って踊っているが、心の内は何を考えているのか、」と僕に思わせた
一番の原因の愛らしい踊り子だった。
自分の推測が当たったことに、自分で、驚いて
思わず、隣にいる、凛の顔を見た。
しかし、凛は、一見、本当の男に見える、男の格好の踊り子が実はさっきまで踊っていた、女、だなんて、思ってもいなそうな、天然バカとでも言うのだろうか。そんな感じの顔をしていた。
さて、神楽が終わり、そろそろ帰るかと、凛に声をかけようと隣を見ると、そこに凛の姿はなかった。

「凛、、、?凛っ!」

凛の名前を呼んでひたすら探し回った。
父と母にも言って、一緒に探してもらった。
だが、凛は見つからない。
だんだん、時間が経つにつれて、出店がライトアップされ、美味しそうな臭いがプンプンと漂い始めた。
だが、そんなことはどうでもいい。

「どこ行ったんだ、凛!凛ー!!」

出店と出店の間をすり抜け、凛の好きそうな出店の前に行ったり、そこの店員に、妹が迷子になったんです、髪を下の方で、両サイドで結んでいて、白いワンピースを着ています!
見かけたら、この電話番号に、かけてもらえませんか?と言って、電話番号の書かれた紙を渡したりして、色々な人に協力してもらったり、妹を見なかったか。と聞いて回ったりもした。
日が暮れ、空一面を星々が照らしだしても、凛を見つけることができなかった。

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