転生ライフ〜転生最後は人間種〜

古風凛

第2話




 僕が産まれてからそろそろ5年の月日がたとうとしていた。
 昔とは違い今は普通の言葉をしっかり使えるようになりました。

 「炎よ!!」

 ボゥッ

 おかげで、今では魔法の詠唱もちゃんとできるようになり、手のひらにそこそこの大きさの炎を出せるようになった。
 
「おお、こんな所にいたのか。。」

 ギィーと扉を開けて父が入ってきた。

「どうかしましたか?父上。」

「いやなに、ノアはずっと部屋にいて、外に出て遊ばないのか、お前まだ小さないんだから、いい加減外で遊んで来たらどうなんだ。」

「・・・確かに、父上の言う通りですね。・・・・・・分かりました。明日からは外で遊んで来ようと思います。」

「よしよし、いつも部屋で魔法の勉強ばかりでは、息が詰まるだろ。しっかり外で遊んで来るのだぞ。」



 















「まったく、父上にも困ったものです。別に僕は魔法の勉強が好きだからやっているのに。」

 久しぶりの外、久しぶりの太陽・・・まったく体が溶けてしまいそうです。だから外には出たくないんですよ。これなら特典で貰った魔法の全知識で知った魔法を試していた方がよっぽど有意義です。
・・・・・・ん?魔法を試すなら部屋の中よりも外の方がいいのでは?・・・・・・そうですよ!!そっちの方がいいですね。部屋の中では、魔法の種類の確認しか出来ないのに比べたら、外なら部屋の中で出来なかったことができるではないですか!!なんでこんなことにも気づかなかったんでしょうか!!そうと決まれば、即実行ですね。実験するなら街の外がいいですかね。でも外には魔物が・・・・・・まっ別に問題ないでしょ、最近この街の付近で強い魔物が出たと言う噂はききませんしね。
 
 













 

「炎よ!!」

 背後に回ってきたスライムに炎の球があたった。
スライムがプスプスと音を立てながら絶命した。

「だいたいこんなところですか。」

 朝から街を出て、気がつくと日が傾いていた。前世からの経験でひたすら魔法を使い、第5級危険生物である、スライム、ゴブリンなどを倒していた。魔物の危険度は第5級から第1級まであり、第5級が1番下でそれ以下の生物は動物として数えられる。
  
「グキャキャ。」

 「炎よ!!」

 飛び出してきたゴブリンを魔法で倒し、僕は街に帰った。屋敷に帰る頃にはとっくに夜の帳が下りていた。

 屋敷に帰ると来たのは父上からの拳骨だった。僕は混乱した。拳骨の理由は冒険者も連れないで街の外に出たこと、こんな時間まで屋敷に帰って来なかったことだった。


そして、しばらくの間出禁になってしまいました。

 
 




































どうも古風凛です。

閲覧ありがとうございます。

すみません毎話毎話短くて、少しずつ増やせるように頑張っていきます。

話は変わりますが、最近はどんどん気温が上がってきましたね。

熱中症には充分ご注意下さい。

誤字脱字などがあれば教えてください。


 

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