転生ライフ〜転生最後は人間種〜

古風凛

第1話










「オギャーーーーー!!!!」









「ほら奥様、元気な男の子ですよ。」

「おお!!でかしたぞステラ!!」

「ウフフ、この子が私の子。・・・貴方この子に名前を付けてちょうだい。」

「ああ、そうだな。興奮して忘れていたよ。では、この子の名前は、ん〜・・・うん!この子の名前は《ノア》、《ノア・レアスミス》だ!!」


















 どうもこんにちは、ノアです。
 人間種として生を受けて2ヶ月になろうとしています。
 この頃くらいになってやっと「あ〜」「う〜」など発音できるようにな(って来ました。
  でも、首が座ってないのであまり動けませんが・・・。
  まぁそんな話は置いといて、僕が産まれた家は 新ベルシベル王国の貴族で階級は伯爵、僕はこの家の嫡男。兄弟姉妹はいない。
 
「あらあら、ノアちゃん目が覚めたの?」
 
黒髪の綺麗な人が僕の母ステラ・レアスミス。

「ん、目が覚めたのか、ノア。」

と、厳つい顔の人は父のフラン・レアスミス。

 「あ〜うう〜う。」

 「旦那様、ノア様が怖がっていらっしゃいますよ。」

 母の隣にいるのがメイドのソフィアさん。

「ほら!!」

「(ウェ!!)」

 突然、父に持ち上げられた。

 「ほらほら、よしよしよし!!」

ジョリジョリジョリジョリジョリジョリ!!

「あううあう〜!(痛い痛い痛い!)」

 そして、僕の頬と自分の顎を当て左右に振ってきた。

 













 最近なってスライムの時にやっていた、魔法の練習を始めました。

「あうあ!!(炎よ!!)」

 ボシュッ

 魔法は基本詠唱が普通で、1部の魔法使いだけが、無詠唱を使えた。 
 無詠唱が使えない僕は、言葉がはっきり言えないため魔法が中途半端にしか発動せずに煙となって消えて入った。

 「(昔、ルナか魔力の量を増やすには、魔法をひたすらに使って魔力を枯渇させろって言ってたからな。)」

「あうは!!うあ!!ううば!!(炎よ!!水よ!!風よ!!)」


ボシュッ       ボシュッ      ボシュッ


「(これって、魔法の発動に失敗しているけど意味あるよね?)」

唱えても 唱えても、全て煙に消えていく魔法を、僕は魔力量を増やすためと思い、ただひたすら唱えていった。










































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