俺の右手には力が宿っているのだが厨二病だと思われる件

清水 裕斗

エピソード6:悪事両成敗??

うぅ〜、話しかけずらいよぉ
あの黄緑色の髪の子が事故紹介とかいうのをやって孤立してるって聞いたから同じボッチ同士ある事を頼もうと思ったのにぃ〜
栗毛色でちょっと先っぽがゆるふわぁな感じのお姫様みたいな子と話してるのよぉ!!
うぅっ、、ボッチの特性知らない人がいると話しかけられないという悲しい性が嫉しいよぉ……
さっきから教室の前のドアから一歩も動けない
でも僕は長年のボッチ生活である能力を授かっのだ!
それは気配を完全に絶つ能力インビジリティ!!
これで僕は誰からも認知されないのだあっはは!
…………ぐすっ
いや、この程度で諦めてはダメダメ!
頭を左右に振り悲しみを外に出す
大丈夫ボッチなら話しは続かなくてすぐ一人に……
あれ、居ない?
わぁぁ!!やっちゃったよぉ!!
考え事してたらいつの間にか事故紹介の子と栗毛色のお姫様も消えてるしぃ
どうしよう、この時間は諦めて次の休み時間に再突撃…

「ちょっと退いてくれるかな?」

ほえ?
うっそお!後ろにいたぁ!!

「は、はひぃ!!」

びっくりして声が裏返っちゃった
は、恥ずかしいよぉ…
でもまあ、僕が見てたことには気づいてないようだし…

「君さっきからずっと俺の事見てたよね」

ば、ばれてたぁぁ!!

「み、見てないれす!」

驚きの連続で声がさらにおかしくなっちゃった
顔が熱いよぉ〜

「へぇ〜、見てなかったんだぁ」

「じゃあ、なんでずっとここに居りはったんどすか?」

「き、君等にはか、関係無いだろう!」

「関係あるよぉ、困ってる人は助けたい性分なんだよぉ」

「そうどすぅ〜。困ってるなら手助けしますえ」

二人の圧によりボッチ生活の長い赤髪の子はもう涙目だ
自分でもクズだと思うが人の恥ずかしがってる姿、人の不幸は本当に蜜の味だね☆
さて、何を言うんだろうかなぁ〜
おっ、口を開いたぞ、ヤバイヤバイ泣いちゃう泣いちゃう
顔には出さないが心の中ではものすごい笑っている
俺まるで悪役だな
お、覚悟を決めて言うみたいだな
さてさて何言うのかなwww

「ぼ、僕と友達になって生徒会にはいってくらはい!」

「「はい??」」

てっきり俺の力を狙う組織の奴かと思ってたから
驚きが隠せない
それは多分モモもだろう
二人で声が重なって「はい??」っていっちゃってたからな
さて、どう返答しよう
まあ、ここは無難に断ろう

「すまないが、俺は……」

めちゃくちゃ潤んだ目で裾掴んでくるし、
な、舐めやがって俺のクズさはなぁその程度で!
その、程度で………

「堪忍なぁ、うちはそういうことする気ないんどすぅ
  違う人を誘ってなぁ〜」

な、こいつ天然系悪女だ!
俺でさえ揺らいだのにす、すげえな
もう、こいつ涙で顔がくしゃくしゃだ
や、やめろぉそんな顔で俺を見るな!
ちっ、男がここまでされてする選択肢は一つだろう

「仕方ないな……」

赤髪のくしゃくしゃ顔が明るくなった
彼女は彼が友達になって生徒会に入ってくれる
と感じたんだろう。
だが、彼は本当に本当にゴミだった

「モモが入らないようだから俺も面倒くさいから
  入らないわごめんね☆」

上げてから下げる事によって更なる悲しみを与える
クズの常套手段
これにより先程までの恥ずかしさとモモに断られた
悲しみ以上のものが込み上げた

「う、うわーーん、お願いだからぁ!!
生徒会に入ってよぉ!!!」

子供のように大きな声で駄々をこねた
彼女は泣き喚いた……おかげで周りの連中から
鋭い目で見られたんだけどね。

「ねぇ、お願いだからぁ!!
なんでもするからぁ!!!」

「今、なんでもするって言った?」

「ひぐっ…うん」

「仕方ないなぁ〜、なんでもするって言われたら
ねぇ〜生徒会に入ってあげるよぉ
今の言葉忘れんなよ」

満足したぁ〜、やっぱり人の痴態は最高だね☆
さて玩具ゲットできて更に学校生活が楽しくなりそう

「え、泉はん入るんどすか?
  やったらうちも入るぅ〜」

「………ほんと?やったー!!」

嬉しそうに笑う赤髪の女の子彼女はすぐに
後悔することになるだろう………



とその時の俺は思っていた。










コメント

  • ノベルバユーザー273152

    事故紹介?

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