淫 夢 伝 記

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第1章-子犬の神様と大神様

第1章-子犬の神様と大神様

私達が暮らしている時間よりずっとずっと昔のお話。
この世界ができる前のお話です。
そこには形もできていない“素材”がたくさん積もっていました。
あるとき、その埋もれた素材の中からTDNという小さな犬の神様が生まれました。
TDNは自分の周りを見回すと、自分の周りには形にならないような混沌でいっぱいで、心を持ったのが自分だけなんだと気づきます。
「なんだか寂しいな…」
TDNは一緒に話したり遊んでくれる仲間がいてほしいと思うと、自分が生まれたように素材をたくさん集めれば自分のような仲間が生まれるじゃないかと閃めきます。
「うんしょ、うんしょ」
TDNはを息を切らしながらも素材を一生懸命に運びます。
子犬の体で素材を運んでいると重いけど、TDNの頭はこれからできる友達のことで一杯でした。
TDNが山のように沢山の素材を積み終わった頃、TDNは疲れからか眠ってしまいました。
TDNが眠って少しの時間が経つと、山の中から神々しい光が溢れました。
光はゆっくりと収まると美しい翼を持った人の神様、GOが生まれました。
TDNは眠っていてGOが生まれたことに気づいていません。
しかし、GOが生まれた時の光を受けて寝言を漏らし始めました。
「免許返してくださいオナシャス、センセンシャル」
と嬉しそうに話しながら笑みを浮かべています。
GOはその様子を見て心をうたれました。
GOはとても強い力を持っている神様です。
そして、それを自覚していました。
TDNの側には誰もいない、だからと言って自分が側にいるとそのとてつもない力をTDNに向けて使ってしまうかもしれない。
そこでGOは沢山の素材をいくつかの纏まりにして積み三人の神様を創造して、自分は空と雲を創造して見守り続ける事に決めて空へと飛び立ちました。

コメント

  • あるた

    ファ?真夏の夜の淫夢って検索したらこれしか出てこなかったぞ
    たまげたなぁ〜

    0
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