神が泣くなら悪魔になろう
街の薬師さん
何となく書いてみたいと思ったので書いてみます。
不定期で処女作ですので更新が遅かったり分かりづらかったりすると思いますがぜひ読んでもらえると嬉しいです……ノω・、) ウゥ・・・
薬の材料は自分で採るスタイルだ
でも僕は弱い、だから金を払えば大抵の事はする冒険者に護衛を頼む、そして出した依頼を受けている人がいるか確認したりする為に冒険者ギルドに行く、それがいつもの事
「あ、ジルさん!こんにちは!受けてくれる人来ましたよ」
そう言って受付のニーナさんが優しげな笑みを浮かべて教えてくれる、さらさらとした金髪に少しおっとりした顔はこのむさ苦しいギルドの花だ、めのほよーになる
「こんにちは、じゃあ近くの森だし今から行ってくるよ」
今回の依頼はそこら辺の森に生えてる程度の薬草だし半日もかからないだろう
「ちょっと急な気も…まぁいいです…依頼を受けた冒険者も暇そうなので…」
そう言ってギルドの酒場兼食事処にいる四人組に目をやる、あの冒険者達が僕の護衛になるみたいだ
恐らく冒険者を夢見た幼馴染の集まりと言ったところか…結構よくある話だ、大体一人欠けたりするけど
おっと口が過ぎた、悪い癖だ、治す気はない
まずは挨拶だ、僕の護衛となる冒険者達に名前と依頼内容と今から行くよという旨を伝える
「こんにちは、依頼主のジルです、今回は近くの森で薬草採取の護衛よろしくお願いします、今から出発できます?」
「い、今からですか…でも近くの森だし大丈夫か…私はE級冒険者のアイリス、よろしくね」
と、このパーティーのリーダーらしい女の子が挨拶を返す、赤髪の女の子がアイリスね、覚えとこう
E級というのは半人前だ、Dで一人前、Cから上は化け物とか怪物とかそんなやつが沢山いる
そして街を出る、しばらく歩けば森につく
この森は小鬼しか出ない、街の冒険者は『始まりの森』なんて言ったりするくらいの難易度だ、まぁ僕なんか一人で行ったらすぐ死んじゃうけど
今回の護衛はE級らしいがバランスも取れてて結構強い、これなら依頼もすぐ終わるだろう
今日採る薬草はヒル草と言って貼ったり塗ったり飲んだりできる便利な草だ、便利だし大体の森に生えてる、大体どの店でも売ってる、けどやっぱり鮮度ってのは大切だ、匂いが強い採れたてを薬にすると効き目がいい
そしてヒル草は陽の光を浴びて養分と共に僅かな魔力を生成する、濃縮すれば魔力回復のポーションにもなる
魔力っていうのは魔法の力だ、万能だ、人を癒すことも傷つけることも出来る、だから薬師より魔法使いの方が人気が高い、まぁ薬師にだっていいところはあるのさ、少しくらいは…
「ふぅ、これくらいかな、アイリスさん薬草採り終わりました」
「あいよー、じゃあ帰ろうか」
「はい、依頼達成です、お疲れ様でした、こちらが報酬です」
ニーナさんが依頼達成の、労いの、報酬の、言葉を告げる
「あ、ニーナさん報酬の件なんだけどうちのマナポーションも付けさせてくれない?」
何となくパーティーを見てて魔法使いのなんとかくんがちょいちょい休んでいたのだ、まだ魔力が少ないのだろう、いざと言う時にポーションは持っていて損は無い、しかしポーションは高いからE級には手が届かない、だからこの優しい薬師さんが投資しようではないか、なんつって
「?、大丈夫ですけどそれだと報酬が多すぎる気も…」
「いいパーティーだったからまた雇いたいなぁってね」
「…分かりました、ジルさんがいいパーティーって言うならこちらも昇級推薦しときましょう」
ふぇ?どうして昇級推薦までするのだろうか、いやまぁC級くらいにはいくんじゃない?まぁいっか、僕には関係ないもんもん
そして一週間後…アイリス達がうちの店に来た
「あの、ポーションありがとう、ございました、あれが無かったらうちら今頃死んで…うぅ…」
聞いたところ探索中にそこでは出ないはずの結構強い魔物が出たそうな、あげたポーションが役に立ったなら薬師としてこれ以上嬉しいことは無い
「生きて帰れてよかったね、でも生きて帰れたのは君たちの実力だから」
結局、彼女達を生かしたのは彼女達だ、そこら辺に僕は関係してない
「そんなこと…いえ、ありがとうございます…」
さて、彼女が恩を感じているならうちの薬を紹介するのが商売人だ
「ポーション買うかい?お得意さんになると思うから安くしちゃうよ」
なんて言ってみる、すると
「今あまりお金ないからまた今度でいいかな」
なんて、振られた、営業スマイルは完璧だったのに…
「わかったよ、いつでも来てね」
ポーションをあげた報酬はお得意さんが増えた事だ
悪くない
けど僕の本当にやるべき事はこれではないと心の隅で叫んでいる、やらなきゃいけない事はまだやれない…それはしばらくお預けかな
時間はないだろ?なんて言ってくる、うるさいなぁ
うるさい口にはチャックをしよう、臭いものには蓋をしよう、この前採った薬草もそうだ、蓋をしなければ匂いと魔力が抜けていく
さて、今日の仕事をしよう
これで一話は終了です、王道ものよりもこういうちょっとひねくれた感じが好きなので本来主人公がいる立場の一歩後ろからの視点っほくなればいいなぁと…(*・ω・)
不定期で処女作ですので更新が遅かったり分かりづらかったりすると思いますがぜひ読んでもらえると嬉しいです……ノω・、) ウゥ・・・
薬の材料は自分で採るスタイルだ
でも僕は弱い、だから金を払えば大抵の事はする冒険者に護衛を頼む、そして出した依頼を受けている人がいるか確認したりする為に冒険者ギルドに行く、それがいつもの事
「あ、ジルさん!こんにちは!受けてくれる人来ましたよ」
そう言って受付のニーナさんが優しげな笑みを浮かべて教えてくれる、さらさらとした金髪に少しおっとりした顔はこのむさ苦しいギルドの花だ、めのほよーになる
「こんにちは、じゃあ近くの森だし今から行ってくるよ」
今回の依頼はそこら辺の森に生えてる程度の薬草だし半日もかからないだろう
「ちょっと急な気も…まぁいいです…依頼を受けた冒険者も暇そうなので…」
そう言ってギルドの酒場兼食事処にいる四人組に目をやる、あの冒険者達が僕の護衛になるみたいだ
恐らく冒険者を夢見た幼馴染の集まりと言ったところか…結構よくある話だ、大体一人欠けたりするけど
おっと口が過ぎた、悪い癖だ、治す気はない
まずは挨拶だ、僕の護衛となる冒険者達に名前と依頼内容と今から行くよという旨を伝える
「こんにちは、依頼主のジルです、今回は近くの森で薬草採取の護衛よろしくお願いします、今から出発できます?」
「い、今からですか…でも近くの森だし大丈夫か…私はE級冒険者のアイリス、よろしくね」
と、このパーティーのリーダーらしい女の子が挨拶を返す、赤髪の女の子がアイリスね、覚えとこう
E級というのは半人前だ、Dで一人前、Cから上は化け物とか怪物とかそんなやつが沢山いる
そして街を出る、しばらく歩けば森につく
この森は小鬼しか出ない、街の冒険者は『始まりの森』なんて言ったりするくらいの難易度だ、まぁ僕なんか一人で行ったらすぐ死んじゃうけど
今回の護衛はE級らしいがバランスも取れてて結構強い、これなら依頼もすぐ終わるだろう
今日採る薬草はヒル草と言って貼ったり塗ったり飲んだりできる便利な草だ、便利だし大体の森に生えてる、大体どの店でも売ってる、けどやっぱり鮮度ってのは大切だ、匂いが強い採れたてを薬にすると効き目がいい
そしてヒル草は陽の光を浴びて養分と共に僅かな魔力を生成する、濃縮すれば魔力回復のポーションにもなる
魔力っていうのは魔法の力だ、万能だ、人を癒すことも傷つけることも出来る、だから薬師より魔法使いの方が人気が高い、まぁ薬師にだっていいところはあるのさ、少しくらいは…
「ふぅ、これくらいかな、アイリスさん薬草採り終わりました」
「あいよー、じゃあ帰ろうか」
「はい、依頼達成です、お疲れ様でした、こちらが報酬です」
ニーナさんが依頼達成の、労いの、報酬の、言葉を告げる
「あ、ニーナさん報酬の件なんだけどうちのマナポーションも付けさせてくれない?」
何となくパーティーを見てて魔法使いのなんとかくんがちょいちょい休んでいたのだ、まだ魔力が少ないのだろう、いざと言う時にポーションは持っていて損は無い、しかしポーションは高いからE級には手が届かない、だからこの優しい薬師さんが投資しようではないか、なんつって
「?、大丈夫ですけどそれだと報酬が多すぎる気も…」
「いいパーティーだったからまた雇いたいなぁってね」
「…分かりました、ジルさんがいいパーティーって言うならこちらも昇級推薦しときましょう」
ふぇ?どうして昇級推薦までするのだろうか、いやまぁC級くらいにはいくんじゃない?まぁいっか、僕には関係ないもんもん
そして一週間後…アイリス達がうちの店に来た
「あの、ポーションありがとう、ございました、あれが無かったらうちら今頃死んで…うぅ…」
聞いたところ探索中にそこでは出ないはずの結構強い魔物が出たそうな、あげたポーションが役に立ったなら薬師としてこれ以上嬉しいことは無い
「生きて帰れてよかったね、でも生きて帰れたのは君たちの実力だから」
結局、彼女達を生かしたのは彼女達だ、そこら辺に僕は関係してない
「そんなこと…いえ、ありがとうございます…」
さて、彼女が恩を感じているならうちの薬を紹介するのが商売人だ
「ポーション買うかい?お得意さんになると思うから安くしちゃうよ」
なんて言ってみる、すると
「今あまりお金ないからまた今度でいいかな」
なんて、振られた、営業スマイルは完璧だったのに…
「わかったよ、いつでも来てね」
ポーションをあげた報酬はお得意さんが増えた事だ
悪くない
けど僕の本当にやるべき事はこれではないと心の隅で叫んでいる、やらなきゃいけない事はまだやれない…それはしばらくお預けかな
時間はないだろ?なんて言ってくる、うるさいなぁ
うるさい口にはチャックをしよう、臭いものには蓋をしよう、この前採った薬草もそうだ、蓋をしなければ匂いと魔力が抜けていく
さて、今日の仕事をしよう
これで一話は終了です、王道ものよりもこういうちょっとひねくれた感じが好きなので本来主人公がいる立場の一歩後ろからの視点っほくなればいいなぁと…(*・ω・)
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