ギャグ特化異世界ライフwith妖精
16 逆転
世の中には自分の体に欲情する人がいるらしい。これもう、ぶりっ子ってレベルじゃないよね。いやでも、自分が作った容姿なのだからこれはもう娘みたいなもんだな。なのでチャイナドレスを着るのも、娘を着飾っているだけだな。一体誰のことなのか…、さっぱりわからないなぁ。
シャワー自体は前世と変わらず普通のシャワーだった。凄いね異世界!文明レベル高いね!バスタオルも完備されてて部屋着もある。至れり尽くせりじゃないか!
「お風呂でたよー」
「遅ーい!」
と、シロナはプンスカと寄ってくる。
「私はサクラのためにシャワー浴びてすぐ出たのに!」
「あー、そんなに入ってた?じゃあ、一緒に入り直す?」
「だから!やめてって!」
流石に怒られちゃったよ。どうでもいいけど、胸の奥が熱くなるよね。シロナに怒られると。
「冗談だよー。もっと叱ってくれてもいいのよ?」
シロナは相手にするのをやめたようだ。ダメだこいつみたいな目で見られちゃって私は大興奮。
「で、なんの話だっけ?」
「私の裸を見たことだよ!」
それすら覚えていないのか、と呆れ顔のシロたんかわゆす。
「もちろん覚えていたとも!あ〜、思い出すだけでゾクゾクしちゃうなぁ…。」
「…はぁ、サクラの見た目が美少女で良かったよ。本当に…。というか美少女だから、より質が悪いというか…」
「…………」
あ、これは、完全に、
嫌われたのでは?
「これで見た目がおじさんで、私を奴隷扱いするようなクズだったらと思うと、私は運が良かったのかなぁ…?」
「ごめんねシロナ!いや、シロナさん!今までのこと謝るから!許してなんでもするから!」
この際、手段は問わない。土下座上等。というか、今までここまでシロナを虚仮にしているとは思っていなかった。
「ほんとに?」
「………え?」
「だから、ほんとになんでもしてくれるの?」
「え、いや、なんでもと言っても——」
「えー!自分が言ったことに責任取れないのー?」
「い、いや、そんなことは!」
そこでシロナはニヤッと笑い、悪魔みたいな声で私の耳元で囁いた。
「じゃあ、で き る よ ね ?クフフッ」
「や、やりますぅ!やらせてくださいぃ!」
こ、この子女優にでもなれるんじゃ無かろうか!
「そ、それで、私は一体何をすればよろしいのでしょうか!」
「んー、じゃあ、まずはなんでお風呂に侵入したのか聞きたいかなー?」
「そ、そそそそのことについては、本当に申し訳ないとしか——」
「違うよーサクラちゃん。私が聞いてるのは、なんでお風呂に入って来ちゃったのかなー、ってことなんだけど?ん?」
「い、いや、それはちょっとした出来心で——」
「ちょっとした?ちょっとしたってどのくらいなの?そーんなに私の素肌をじーっくり見たかったのー?」
こ、この子めんどくさ!こんな怒り方するなんて!
「うーん?『めんどくさい』なーんて声が聞こえて来たような?」
シロナはジトーッと視線で問うてくる。
はっ!この子には考えてることお見通しじゃん!クッソ!
「ねぇ?怒らないからさ。言ってごらんよ。言葉にしないと伝わらないよー?」
こ、こんなの無理ゲーじゃん!どう足掻いてもバッドエンドじゃん!
こうなったらもう、腹も割れていることなので正直に言わねばならない。
「すみませんでした!あなたと一緒に混浴して、ついでに背中流すフリしてイチャイチャするつもりでしたぁ!!」
そこでやっとシロナは笑みを崩し、真顔でこう言った。
「本当に救いようのない変態だね」
グハァッ!なんか凄く傷付く言葉を言われているのに、興奮している自分もいる。なんか凄い息があがってきた!
「まぁ、そんな聖母様にも見捨てられるようなサクラにも、チャンスを与えてあげるよ」
そ、それは一体どんな贖罪なんだ…?
「あぁ、そんなに難しい事でもないよ。ただ私とサクラの立場が入れ替わるだけだから」
……………え?入れ替わる?
「え?それはどういう…?」
「まぁ、やってみないと分からないよねー。じゃあ、早速やってみようか!」
すると、シロナは床に手を付いた私のもとへ飛んできて手をかざし呪文を唱えた。
「リバーサル」
瞬間、私の視界は暗転した。
投稿するの遅くなってしまい申し訳無いです!夏休み入ると、ネタは思いついてもそれを書こうと思わなくなるんですよね。というか、携帯を持つ時間が減ってしまいがちです。
夏休み中にもう一度投稿できたらと思っています。というか、私も続きが書きたいのでモチベがあればあと2話くらい出すかも?
シャワー自体は前世と変わらず普通のシャワーだった。凄いね異世界!文明レベル高いね!バスタオルも完備されてて部屋着もある。至れり尽くせりじゃないか!
「お風呂でたよー」
「遅ーい!」
と、シロナはプンスカと寄ってくる。
「私はサクラのためにシャワー浴びてすぐ出たのに!」
「あー、そんなに入ってた?じゃあ、一緒に入り直す?」
「だから!やめてって!」
流石に怒られちゃったよ。どうでもいいけど、胸の奥が熱くなるよね。シロナに怒られると。
「冗談だよー。もっと叱ってくれてもいいのよ?」
シロナは相手にするのをやめたようだ。ダメだこいつみたいな目で見られちゃって私は大興奮。
「で、なんの話だっけ?」
「私の裸を見たことだよ!」
それすら覚えていないのか、と呆れ顔のシロたんかわゆす。
「もちろん覚えていたとも!あ〜、思い出すだけでゾクゾクしちゃうなぁ…。」
「…はぁ、サクラの見た目が美少女で良かったよ。本当に…。というか美少女だから、より質が悪いというか…」
「…………」
あ、これは、完全に、
嫌われたのでは?
「これで見た目がおじさんで、私を奴隷扱いするようなクズだったらと思うと、私は運が良かったのかなぁ…?」
「ごめんねシロナ!いや、シロナさん!今までのこと謝るから!許してなんでもするから!」
この際、手段は問わない。土下座上等。というか、今までここまでシロナを虚仮にしているとは思っていなかった。
「ほんとに?」
「………え?」
「だから、ほんとになんでもしてくれるの?」
「え、いや、なんでもと言っても——」
「えー!自分が言ったことに責任取れないのー?」
「い、いや、そんなことは!」
そこでシロナはニヤッと笑い、悪魔みたいな声で私の耳元で囁いた。
「じゃあ、で き る よ ね ?クフフッ」
「や、やりますぅ!やらせてくださいぃ!」
こ、この子女優にでもなれるんじゃ無かろうか!
「そ、それで、私は一体何をすればよろしいのでしょうか!」
「んー、じゃあ、まずはなんでお風呂に侵入したのか聞きたいかなー?」
「そ、そそそそのことについては、本当に申し訳ないとしか——」
「違うよーサクラちゃん。私が聞いてるのは、なんでお風呂に入って来ちゃったのかなー、ってことなんだけど?ん?」
「い、いや、それはちょっとした出来心で——」
「ちょっとした?ちょっとしたってどのくらいなの?そーんなに私の素肌をじーっくり見たかったのー?」
こ、この子めんどくさ!こんな怒り方するなんて!
「うーん?『めんどくさい』なーんて声が聞こえて来たような?」
シロナはジトーッと視線で問うてくる。
はっ!この子には考えてることお見通しじゃん!クッソ!
「ねぇ?怒らないからさ。言ってごらんよ。言葉にしないと伝わらないよー?」
こ、こんなの無理ゲーじゃん!どう足掻いてもバッドエンドじゃん!
こうなったらもう、腹も割れていることなので正直に言わねばならない。
「すみませんでした!あなたと一緒に混浴して、ついでに背中流すフリしてイチャイチャするつもりでしたぁ!!」
そこでやっとシロナは笑みを崩し、真顔でこう言った。
「本当に救いようのない変態だね」
グハァッ!なんか凄く傷付く言葉を言われているのに、興奮している自分もいる。なんか凄い息があがってきた!
「まぁ、そんな聖母様にも見捨てられるようなサクラにも、チャンスを与えてあげるよ」
そ、それは一体どんな贖罪なんだ…?
「あぁ、そんなに難しい事でもないよ。ただ私とサクラの立場が入れ替わるだけだから」
……………え?入れ替わる?
「え?それはどういう…?」
「まぁ、やってみないと分からないよねー。じゃあ、早速やってみようか!」
すると、シロナは床に手を付いた私のもとへ飛んできて手をかざし呪文を唱えた。
「リバーサル」
瞬間、私の視界は暗転した。
投稿するの遅くなってしまい申し訳無いです!夏休み入ると、ネタは思いついてもそれを書こうと思わなくなるんですよね。というか、携帯を持つ時間が減ってしまいがちです。
夏休み中にもう一度投稿できたらと思っています。というか、私も続きが書きたいのでモチベがあればあと2話くらい出すかも?
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