死の支配者にレクイエムを

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第三百七十一話 鉄塊生成

鉄塊生成

「さて、では、『等活地獄』!!切り裂け!!」
僕が放った鉄の刃は鯨の肌に触れましたが、一切の傷を負わせることはありませんでした。
「・・・まさか、無傷とは・・・。・・・つまり、もう少し威力が高くないといけないと。・・・え・・・どうしよう。」
割と僕は手数で攻めるタイプのような気がしますから、防御力高めの的には相性が悪いのかもしれません。ちらりと、同乗者の姿を見ます。
ミーナ・・・土魔法による打撃は効くかもしれませんが・・・問題は辺りに土がないために、あまり沢山使えないってことですね。
星奈お姉ちゃん・・・この船の維持のために魔力を使っているために、戦う余力がない。
アウラ・・・戦闘方法は物理攻撃のみ。これでは危険すぎる。
「・・・考えた結果はミーナと協力してどうにかするってくらいしか、思いつかなかったな。・・・ミーナ、手伝って!!」
「はい、ご主人様。」
「僕の魔力の半分持っていけ!!『等活地獄』!!!」
僕の魔力の半分を使い大量の刃を生み出しました。そして、それを纏めあげて、鈍器のようにしました。
「これを使って!!」
土魔法で、操れるはず!!
「は、はい!!」
さて、僕はこのまま黒縄で、拘束しておかないとだけど、このままのペースで魔力が持つのか・・・少し心配だな。何かいい方法は・・・。

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