死の支配者にレクイエムを

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第三百六十八話 英雄巨船

英雄巨船

星奈お姉ちゃんが目覚めた次の日。僕たちは『水の精霊石』と『大海の源』を探す計画を立てていました。
「うーん、『大海の源』に関しては僕たちに任せてくれないかな?」
と、正義さんが言いました。
「えっと・・・いいんですか?」
「まあね。『大海の源』があるのは海中なんでしょ?それなら、こっちには水中に特化した勇者がいるからさ。任せてよ。」
「わかりました。なら僕は『水の精霊石』の方を探しますね。」
その後僕たちは賢者カーディーから、詳しい場所についての情報を得てから解散しました。

そして、三日間程勇者たちの準備のために待って、いよいよ出発です。勇者のみんなとともに目的とする海の近くまで転移します。これから僕たちは水の大精霊様の祠があると言う小島を探して、星奈お姉ちゃんを除く勇者のみんなは『大海の源』を探してくれるという感じになっています。・・・多分僕たちの方が先に終わりそうだね。まあ、そうなったら僕たちもそっちに参加すればいいだけか。そんなことを思いながら星奈お姉ちゃんの魔法で呼び出した船、要は『アルゴ座』のアルゴー船、に乗り込み僕たちは沖へと向かいました。ちなみに星奈お姉ちゃんの魔法には発動していられる時間があるが、それは発動する際に注ぎ込む魔力量により変動するようで、今回はほぼ全ての魔力を注ぎ込むことによってかなり長時間維持できるようになっているのである。

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