死の支配者にレクイエムを

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第三百五十八話 怨霊調伏

怨念調伏

なんか飛んでいったおぞましき何か・・・おそらく怨念的な何か・・・は、火の鳥・・・いや、フェニックスでいいか。・・・に触れた瞬間その体にまとわりつきました。
「・・・動きを阻害していますね。・・・正義さん!!」
「ああ!・・・行くぞ!!」
正義さんはハルペーを振りました。・・・とは言え、フェニックスには怨念らしきものがまとわりついているのでそれに触れないように攻撃している為片脚を切り裂くにとどまりました。・・・炎でできているからどこまで効いたものかはわかったものじゃない・・・あれ?なんかものすごく苦しんでる?
「・・・かなり効いていますね、あれ。」
「・・・だね・・・だけど、炎を切りつけるわけだからそんなにたくさんはできないよ。剣がもたない。」
「・・・となると致命傷を与えたいところですが・・・どうしたものですかね。」
「・・・奏くんは、あの暴れまわっている黒いオーラを抑え込むこととかできない?」
「・・・わかりません。・・・少し試してみます。・・・普通に念じるか魔剣に対して命令するか・・・ってところかな。・・・どっちかと言えば魔剣の可能性の方が高そう。・・・『閻魔よ怨念を鎮め給え。』・・・いけた。」
頭の中にパッと呪文が浮かんでくれて良かったよ。

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