死の支配者にレクイエムを

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第三百五十三話 方角把握

方角把握

そして、次の日。・・・見た所みなさんに疲れはそれほど見えませんね。・・・隠しているんだったらわかりませんけど、隠せるだけの元気がなきゃそもそも難しいですし・・・まあ、見ていてボロが出たら休ませるって感じかね。隠しているとするなら。・・・まあ、多分平気なんだろうって思うけどね。なんとなくだけど。
「さて、それじゃあ出発だ。」
「目的地の方角ならなんとなくわかるぞ?」
「へえ。そうなのか。」
「あれ?そういえば誰にもいったことがなかった気もするな。えっとだな。俺の宝の地図は三日で着く場所にあるか。もしくは、二日で着く場所にあるか?また、あるなら、その方角。もしくは、一日で着く場所にあるか?また、あるなら、そこまでの距離と方角・・・がわかるんだよ。・・・まあ、ちなみに方角ってのは平面角も立体角もだな。だから、一日でたどり着く場所なら目的地の座標が完全にわかるんだよ。・・・まあ、そこまでにどんな道を使えばいいのかはそこから推測していかないといけないけどな。」
「・・・とはいえ、方角だけわかればかなりどこにあるかは絞られますよね。」
「まあな。とりあえず、道はその方角に近い方を選んで行こうかと思うんだが・・・覚えていられるか?」
「もちろんです。入り口からここまでの立体的な地図もすでに頭の中に入っていますよ。」
「すごいね。僕たちにはそんなことできないし、任せるしかないけど、頑張ってね。」
「・・・これくらいなら、別に大した労力でもないので・・・。」
流石にある程度の簡略化はしてるしね。床や壁の凸凹までは考えてないし。

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