死の支配者にレクイエムを

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第三百四十八話 剣技再現

剣技再現

「・・・そろそろ、進むかい?」
「・・・ミーナは平気?」
「私は平気ですよ。ご主人様は?」
「僕も大丈夫。星奈お姉ちゃんたちもいい?」
「ええ。」
「ああ」
「おう!」
「・・・なら、進もうか。」
「了解。・・・それで近くに何かいるかい?」
「・・・五分ほど歩いたところにゴーレムが五体ほど。」
「・・・よし、ならば心の準備だけしておいてね。」
「・・・もうできてるよ。大丈夫。」
「よし、それじゃあ行くよ。」
少し歩いてゴーレムと会敵した。
「・・・離れているか。・・・なら一体ずつ倒せるな。・・・シッ!!・・・タァーッ!!」
走りながら横になぎ、ゴーレムを両断した剣をいつのまにか頭上に掲げており、そのままの勢いで縦に振り下ろしていました。・・・どうやってるんだ?あれ。・・・横なぎから剣を持ち上げるって・・・なかなか大変だと思うんだけど・・・。
「・・・なんて考えているうちにいつのまにか五体とも崩れ去ったんだけど・・・。・・・えっと、正義さんは剣道とかやっていたんですか?」
「え?いいや?ソフトテニス部には入っていたけど、剣道に関しては授業でほんの少し触れたくらいかな。・・・まあ、僕の剣技が上達したのは僕の魔法の副次効果かな。・・・ほら、英雄を纏えば、その英雄の剣技が使えるようになるんだけど・・・実在があやふやなのになんでそんなものがあるのかはわからないけどさ・・・まあ、だけど、剣技が使えるようになるとは言ってもどうやって振るのかが分かるだけだから、その通りに振れるようにって練習し続けた結果だよ。・・・どうやればいいかが体感として分かるから覚えるのははやかったね。」
・・・それでも簡単なことではないだろうね。それは。

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