死の支配者にレクイエムを

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第三百四十三話 魔剣閻魔

魔剣閻魔

「・・・ふう。あまりいなかったから楽だったよ。ありがとな。」
「いえ。気にしないでください。本来僕のやるべきことなんですから。それを手伝っていただいているんですから、これくらいは・・・。」
「うん。まあ、それでも嬉しいよ。」
「・・・っつ!?・・・は、早く先に行きましょうか!!」
「・・・照れてる?」
「照れてるわね。これは。」
「おそらく照れているものかと。」
・・・正義さんと、星奈お姉ちゃんと、ミーナの声を意図的に聞こえないふりをしながら僕は先を急ぎます。・・・うん。聞こえてないったら聞こえてないんだ!!
「・・・ご主人様!!待ってください!的です!」
「・・・っと、邪魔。」
僕が腕を振るとゴーレムの体は削られ崩れ去りました。・・・どうやら核も破壊してしまったようです。
「・・・流石です、ご主人様!」
「・・・ただ、少し腕に意識をしつつ腕を振っただけなんだけどね。」
・・・腕をヤスリみたいな状態にして、振ることにより、相手を削るって言う攻撃です。
「・・・そうだ。こういうのはどうかな。『開け、等活地獄。刃よ現れよ。そして、劔となせ。』・・・っと、できた。」
「・・・なんか、ものすごい物々しい剣なんだけど・・・それは一体なに?」
正義さんが恐る恐る尋ねてきます。
「・・・うーん、等活地獄の刃で剣を作ってみたんですけど・・・明らかにやばいものですよね!!」
「・・・だよね。うん。・・・どんなものか、わかるかい?」
「・・・とりあえず、ステータスを見てみますね。・・・もしかしたら・・・っと、あった。・・・どうやら、これは『魔剣・閻魔』という名前らしいです。召喚術『魔剣・閻魔』という魔法が増えていました。」
・・・さて、どうなものなのか。

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