死の支配者にレクイエムを

looc

第三百九話 探索切上

探索切上

翌日はみんな起きても眠そうにしていた。・・・単純に暑さで寝苦しかったのだ。
「おはよう・・・ございます。・・・眠そうですね。」
「・・・ミーナちゃんこそ・・・ね。」
「・・・あまり長い間ここにいたら体を壊しちゃいそうだね。・・・何日か探索したら探索を切り上げようか。・・・確か、僕は氷系の魔法が使えるみたいだし、それが使えるようになってからでも遅くはなさそうだしね。」
「・・・そうね。流石に何日もは厳しいものね。」
「・・・ここの洞窟を探索し終えるくらいでしょうかね?」
「うん。多分ね。・・・まあ、頑張ってね。」
「はい!!」
そんなわけで探索を続けること数日。結果としては洞窟内を全て見て回ったが、なんの成果もなく体力的にも厳しいので引き上げることになりました。・・・今度来るときには僕も動けるようになっておきたいね。
「・・・日数的に今は特にできることもないし賢者様のところに戻る?」
「そうしようか。」
そういうわけで、街の外でアウラに乗るとアウラは大地を蹴り僕たちは空へと飛び立ちました。そうしてケタラに向かう途中のこと。僕たちに向かって突如として黒い光線が襲いかかりました。
「アウラ!!」
僕の言葉に、アウラはとっさに回避しようとしたのですが、回避しきれず右の翼を撃ち抜かれてしまいバランスを崩し、地面へと落ちて行きました。

「死の支配者にレクイエムを」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く