死の支配者にレクイエムを

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第二百七十六話 邪龍氷結

邪龍氷結

「・・・生まれたばかりだって言うのに・・・なんて威圧感だよ!!」
僕は卵から出てきた龍を見てそう言いました。
「・・・まずいね。」
「うん。・・・星奈さんは・・・戦えそうにないよね・・・卵に攻撃した時は全く効かなかったけど・・・今は・・・どうなのかな。・・・『焦熱地獄』・・・ダメか。・・・なら、『黒縄地獄』!!・・・鱗に弾かれるか・・・。どうする・・・。」

・・・ぼくもたたかう。
・・・調?・・・まあ、確かに調の方の魔法が強いから・・・確かに任せる方がいいかな・・・。うん。・・・じゃあ、まかせたよ。
・・・まかせて。
・・・任せた。

そうして僕は少しの間目をつぶりました。
そしてぼくは目をひらきました。
「八かんじごくレベルは『まかはどま』!!」

・・・少し話し方の拙さが減った?
・・・まあね。少しせいちょうしたんだよ。

「奏・・・くん?」
「せいなさんですね。はじめまして。・・・あっ・・・。」
『まかはどま』のこおりにヒビが入りました。・・・うそでしょ?『まかはどま』がやぶられるの?
「・・・ぼくのさいきょうのまほうがやぶられなんて・・・どれだけつよいの?」
「・・・奏くん・・・でいいのよね。」
「・・・いいえ、ちがいます。ぼくはしらべです。よろしくね。・・・『まかはどま』!!『まかはどま』!!!『まかはどま』!!!!」
・・・まあ、またすぐににげられるかな・・・うん。このままじゃまずいなぁ。・・・まあ、かぜのだいせいれいさまがくるまでたえればいいから、そこまではがんばろう。うん。

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