死の支配者にレクイエムを

looc

第二百七十五話 邪龍顕現

邪龍顕現

・・・あれ?この魔法陣は、属性は火だろうけど、形が違う?・・・もしかして別の魔法か?敵の魔法をさばきながら攻撃する隙を伺っていると今までとは違う魔法陣を見かけたのでそちらに気をむけました。・・・するとそこから10本ほどの火の矢が飛んできました。・・・なるほどね。ここの部分が変わると形状が変わるのか。となると、こことかここが変わると射程とか、どれくらいの時間残るかとかが変化するのかな?・・・とりあえず、矢は避けるのが難しいよね。数が多いし。・・・そうなると・・・うん。どんな属性だろうが、矢は防ぐしかないか。・・・できれば他の魔法も見ておきたいものだね。攻撃している時に突然使われて対処が遅れるとかなったら大変だし。・・・だけど、あまり僕の方も余裕はないんだよな。・・・まあ、いざとなったら黒纏を使えばいいか。うん。・・・あとは隙を作って、攻撃を・・・
「『地砕き』!!」
ミーナのその魔法に地面はひび割れ相手はバランスを崩しました。
「・・・ナイス!!今だ!!」
僕は防御に回していた黒縄を全て攻撃に回し、そして相手を貫きました。
「・・・まさ、か、この私が敗れる・・・とは・・・。だが、目的は・・・果たされた・・・。残念だった・・・な。」
男はそれを言うと、男の体から力が抜けるのがわかりました。・・・ですが僕としてはそれどころではありません。
「・・・まさか!!」
卵を見るとヒビが広がっていました。・・・そして僕たちが見ている前でおどろおどろしい雰囲気の巨大な龍が生まれ落ちました。・・・雰囲気からしてやばそうだね。・・・早くきてくれると助かるんだけど・・・。風の大精霊様がきてくれることを祈るしかないよね。うん。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品