死の支配者にレクイエムを

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第二百七十三話 法陣魔術

法陣魔術

さて、相手はどんな攻撃を・・・っつ!!
突如として目の前に魔法陣が展開されそこから炎の槍が飛んできました。慌てて黒縄で防ぎましたが、次々と魔法陣が生成されてゆきます。その度に黒縄でしのいでいるのですが・・・数が多くて大変です。しかも、黒縄で受けている感じ、かなりの威力であるものと推測されます。・・・これ、殺すつもりだよね・・・。
「それにしても、火に土に風に水にそれから光や闇、氷、雷といった風にいろんな魔法が飛んできているけど・・・これだけ使って魔力がきれないなんてそれだけでも実力がわかるね。」
まあ、僕だったらそれこそこれくらいなら余裕なんだけどさ。・・・数が増えてきたね。・・・知覚能力を上げたほうがよさそうだ。
「『白銀夜叉』!!」
これを使っておけばかなり身体能力とかが上がるから、当然それに適応するために知覚能力や、処理能力も高まっているからね。動かなければ消耗も少ないから長く持つだろうし、ね。僕は黒縄の半数を防御に残しつつも、もう半分を攻撃にまわしました。
「・・・ほう、守るだけではなかったか。・・・だが、こんなもの!!」
僕の攻撃は全て魔法の槍により阻まれます。・・・魔法の展開がはやすぎる!!しかもなんで、あれだけ魔法を使っているのに疲れた顔をしていないんだ?白銀夜叉になってからはある程度相手の魔力量が感覚的にわかるけど・・・明らかに魔力の消費量が少ないよね。・・・なんでだ?・・・魔法陣が出ているのと関係があるのか?・・・なにか、ありそうだね。魔法陣があるからそれを見て対処していたけど、必要ないなら魔法陣は使わないよね。・・・考えるか。

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