死の支配者にレクイエムを

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第二百七十話 吹雪転移

吹雪転移

「・・・とりあえず、案内ありがとうございました。・・・僕たちはこの場所に向かってみますので、気をつけておかえりください。」
「・・・ああ、そうさせていただくよ。」
案内人さんは立ち去ってゆきました。・・・さすがに何があるかわからないしね。
「じゃあ、早速向かいます。」
「うむ。よろしく頼むぞ。」
僕たちは示された部分に向かいました。
「ここら辺だから、そろそろ注意しておこう。」
「そうね。・・・何か感じたりしたらすぐに報告しましょう。」
・・・それから気を張り詰めていましたが・・・特に何も・・・ん?
「・・・吹雪?・・・しかも結構風が激しそう!!近くに!!」
巻き込まれることは避けられそうにないので、せめて近くに集まってもらい・・・あとは黒縄で耐え凌ぐしかない!!僕はみんなをまとめて黒縄で包み込みました。・・・・・・・・・・・・ど、どうなった?
「・・・みんな!!」
「ご主人様!無事です!!」
「私もよ。」
「ギャウッ!!」
「・・・よかった・・・だけど・・・ここは・・・どこ?」
吹雪が止み黒縄の繭から出て見えた風景は先ほどとは全く異なっていました。
「・・・ここは・・・洞窟?」
「みたいね。・・・とりあえず、当分は一本道みたいだけど進んでみる・・・しかないわよね。」
「そうだね。それ以外に道はないし・・・どうやってこんな袋小路に僕たちを・・・別に落下してるような感覚とかもなかったし・・・転移とか・・・かな?」
「かもね。・・・とりあえず、気をつけて進みましょう。」
ここを探せば妖精が帰ってこない理由がわかるのかな?わかるといいな。

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