死の支配者にレクイエムを

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第二百四十八話 伝言任命

伝言任命

「それで、こいつを紹介しにきただけってわけじゃないだろ?どうした?武器か?武器の依頼なのか?!」
「だから、違うって言ってるでしょ!!そうじゃなくて、皇くんには伝言を頼みたいのよ。」
「ん?倉崎さんから直接伝えれば・・・。」
「私はこの子の手伝いをする予定だからね。だから無理かな。」
「ふーん、わかったよ。伝言役任されました。・・・まあ、どんな用事なのかは知らんけど、頑張れ。・・・それから、何か武器が欲しいならいつでもどうぞ。例えば、これ。こんなに小さいナイフなんだけど重さが30kgくらいあって・・・投げナイフとして使えばかなりの威力になるよ!!さらに、風の魔力を補充しておけば、投げた後に加速させることもできるという優れもの!!どうっ?!」
「・・・。」
僕は無言でお金を取り出そうとしていました。
「ちょ、ちょっと!!本当に買うつもり?!そんなものそもそもどうやって投げるのよ?!それに持ち運びも大変だし!!」
・・・た、確かに。・・・思い返してみれば別にそれほど口が上手いってわけじゃないな。・・・なんと言えばいいのかどっちかといえば、雰囲気を作り出すのが上手いっていう方が近そうだな。・・・まさか、僕もやられるとは・・・。でも、待てよ?
「・・・いや、使える・・・かも。」
「・・・・・え?」
持ち運びは匣に入れておけばいいし、投げるのは黒縄を使えば・・・うん、多分いける。・・・風の魔法は・・・星奈さんは知らないけど、僕たちはみんな持っていないから、使えないけど・・・次に行くのが風の大精霊のところだし、頼めば補充してくれるかな?

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