死の支配者にレクイエムを

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第二百四十七話 同郷挨拶

同郷挨拶

すめらぎくん?来たわよ!」
「お?珍しいね。まさか、倉崎さんが訪ねてくるとは。」
「まあね。ちょっと話したいことがあってね。」
「何か大切なことみたいだね。了解・・・それで、なんの要件だい?」
「元の世界に帰るための手がかりが見つかったかもしれない。」
「・・・・・・は?・・・・・マジ?」
「ええ。」
「それは一体?」
「賢者カーディー、この世界で最も知識を持っているものですって。」
「・・・なるほどね。つまり、その人も知らなければ帰る方法はないってことがわかっちまうって話だな。・・・とはいえ、手詰まりだからな。希望がなくなる可能性もあるが、いつまでも夢を見ているわけにはいかねえか。・・・ところで、気になっていたんだが、その子供は一体誰だ?もしかして客か?」
「もちろん違うわよ。この子は情報提供者で、そして、同郷よ。」
「・・・は?!」
・・・やっぱりわからないんだね。・・・まあ、仕方ないとも思うけどね。
「こんにちは。奏です。」
「おう、まさか、同時期に俺たち以外に同郷がいるとはな。俺は皇、皇春彦だ。よろしくな。」
この人が変人?そんな感じはしないけど・・・。

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