死の支配者にレクイエムを

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第二百四十一話 同郷登場

同郷登場

食べ終わった僕は部屋に戻ろうとしました。するとその時、
「レオナちゃん、ただいま〜!お腹すいたよ〜!・・・あれ?初めて見る顔がいる・・・。え?常連以外の客?え?」
「ちょ、ちょっと!!・・・た、たまには常連客以外も来る事あるわよ!!・・・年に2人ほど。」
「ほとんど来てないじゃん!」
「ま、まあ、そうだけどね。今年に入ってから来たのも常連を除けば、そこの彼と、あんただけだからね。」
「・・・彼?・・・え?あ、男の子か。・・・そっちの女の子は今日初めてって訳じゃないの?」
「まあね。昔からの親友だよ。」
「へえ、そうなんだ!・・・よし!こんにちは!同じ宿に泊まる同士仲良くしよう?・・・あっ・・・えっと、私はセーナ・クラサキだよ!よろしくね。」
・・・フラグの回収早すぎる・・・。まあ、いいや。
「こんにちは、僕はカナデ・トキタ、それからこっちはミーナです。よろしくね。倉崎せいなさん。」
「・・・・・・え?あ、あれ?もしかして、日本人?」
「うん。そうだよ。」
「・・・・・・うわあ!まさか、同郷に出会えるなんて思ってもいなかったよ!えっと、君も、帝国に召喚されたの?」
「・・・ちがうよ、ただ、倉崎さんはスコルピア帝国か、ビルギア女帝国に召喚されたんだね。」
「そうだよ。スコルピア帝国の方にね。・・・色々と聞きたいことがあるんだけど・・・一緒にご飯でもどう?」
「・・・もうご飯は食べ終えちゃってるから・・・。でも、別に話をする分には構わないよ。」
さっき寝ちゃったから全く眠くないしね。

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