死の支配者にレクイエムを

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第二百三十四話 獣国連峰

獣国連峰

「ご主人様!次はどこに向かう予定ですか?!」
アウラに乗って移動中にミーナがそう聞いてきました。
「次は風の大精霊様のところだね。レオニア連峰にある町の一つに向かうよ。・・・ただ、どこかの町の近くにあるってことはわかっているんだけど、それがどこなのかはわからないんだよね。」
「・・・確か、レオニア連峰には、5つの町があるはずです。」
「そうなの?まあ、聞き込みをすればいいし、そうでなくとも5箇所なら、全部回っても大丈夫そうだし頑張ろう。・・・とりあえず、麓の町とかに行きたいな。」
「でしたら案内します!!」
「え?わかるの?」
「はい、あの辺りに住んでいたので・・・。」
「・・・そっか。」
「あ!そんなに気にしないでください!!色々ありましたけど、今はそんなに気にしていませんから。」
「・・・まあ、わかったよ。・・・よし、じゃあとりあえず、そろそろレオニア獣王国に入るけど・・・あっちでいいんだよね。」
「はい、そうです。あれが、レオニア連峰です。」
「・・・でかいね・・・。」
「はい、世界の壁なんて呼ばれたりしていますよ。」
「へえ、とりあえずあの近くまで行ったらそこから案内任せたよ。」
「はい!!お任せください!!」
ちなみにこの世界では国の移動に関して特に制限はない。まあ、魔法があるから制限してもどうしようもないっていうのが大きな理由だ。ただ、戦争とかのときはどうしてるんだろ?なんらかの方法でわかったりするのかな?

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