死の支配者にレクイエムを

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第二百二十二話 安眠平和

安眠平和

「・・・・・・くしゅっ。・・・あれ?」
「お?起きたか?」
「・・・・・・ポールドさん?・・・あれ?!寝てましたか?」
「ああ、ぐっすりだったな。起こすのもしのびなかったからそのままにしておいたんだが。」
「・・・すみません・・・。僕が言い出したのに。」
「気にするな。疲れていたんだろ。そもそも子供がそんなこと気にするな。」
「・・・・・・ありがとうございます。・・・見張り代わりましょうか?」
「いや、そろそろ動いてもいい頃だからな。そこの嬢ちゃんが起きたら出発しよう。」
「・・・わかりました。多分この先が目的地ですよね。」
「多分な。・・・もしもこれ以上続くようなら一度戻って応援を呼んだ方がいいと思うんだが。」
「・・・そうですね。次の階層を見て回ってから決めましょうか。」
「だな。・・・そろそろ起こすか?」
「・・・うーん、よく寝てるからなぁ・・・。」
「ははは、俺らが昨日思ったことだ。」
アウラもミーナも気持ちよさそうに寝ているから起こし辛いんだよね。まあ、もう少し待ってみるかな。それでも起きなかったら起こすことにしよう。うん、そうしよう。

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