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死の支配者にレクイエムを

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第二百十九話 骨壁粉砕

骨壁粉砕

「さて、あんまり時間もないからさっさとやるか。・・・ミーナ、土魔法でハンマーを作れる？」
「え？は、はい、できますけど。」
「とびっきり頑丈なのをよろしく。」
「は、はい。わかりました。少々お待ちください。」
「うん、納得ができるものができたら教えてね。」
僕はそう言うと、骨の壁を殴りつけてゆきます。時間がないなあ、間に合ってくれるといいんだけど・・・。そうして3分ほど殴り続けていると、
「ご主人様！出来ました。」
「間に合ったか。うん、ありがとう。じゃあ使わせてもらうよ。」
僕はそう言うと、黒縄地獄を使ってハンマーを受け取り、引き寄せました。
「・・・これはすごいね。」
なんというか圧力とかそういったものが感じられます。これなら多分、壊れることはないでしょうね。僕はハンマーを両手で持ち、振りかぶって壁に向かって叩きつけます。バキバキと音がして、壁には広範囲にわたってヒビが入っていました。穴をあけるとまではいかないみたいだけど、これはいいね。時間切れまでにはヒビだらけにできるかな。とどめはポールドさんたちに任せよう。

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