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死の支配者にレクイエムを

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第二百十二話帰還希望

帰還希望

次の階層におりた僕たちにいきなり骨のトカゲが襲いかかってきました。僕は恥ずかしさを誤魔化すために暴れようと思いました。うん。気分が良くなれば、気にならなくなるでしょ。・・・なるよね。・・・・・なるといいなあ。
「荒れ狂え、黒縄地獄！！」
バキバキと爽快に骨を砕いてゆきます。
そうして、しばらくして、
「あはははははは。ほら、もっと、もっと来な！！」
「・・・ご主人様・・・。」
「・・・いや、別に何も考えずに振るったりしているわけじゃないから、そんなに心配しなくても平気だよ。恥ずかしい気持ちも気にならなく・・・気に・・・えっと。」
僕はミーナの顔を見て話ししていましたが、恥ずかしくなり再び顔を逸らしてしまいました。
「・・・・・え、えっと、ポールドさんはどこだろうね。」
「多分こっちに向かっているとは思いますけど・・・。」
「そ、そうだね。」
「・・・・・」
「・・・・・・・・」
ものすごい気まずいのではやく帰ってきてください。ポールドさん！！

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