死の支配者にレクイエムを

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第百九十一話 縮小装備

縮小装備

「とりあえずまずは長老のところに行ってもらうよ。」
「はい、わかりました。ところで、皆さん人の姿をしているんですね。」
「竜の姿だと場所をとるからな。それに、人間の道具は便利なものも多いからな。竜の姿だと、持てないでしょう?」
「なるほど、そういった理由なんですね。」
「うむ。しかし、子供では魔力が足りないのでの。体を小さくする物のみを使用しておる。人化は魔力消費が多いのでの。」
「アウラは?」
「ふむ。まだ、人化は無理じゃろな。まあ、しかし、あと数ヶ月もすれば人化もできそうじゃな。確かカナデと言ったか?これを預けておこう。」
「これは・・・。」
「『人化の指輪』じゃ。別に指にはめなくても効果は発動する。というより、そうでなければ我らには使用できないのでな。そうじゃな、とりあえず三ヶ月ほど後に試すといい。それから、こっちは『小人のスカーフ』じゃな。魔力を流してみるといい。」
「ギャウッ!!」
アウラがスカーフに触れて魔力を流しました。すると、アウラは小さくなってしまい、スカーフはいつのまにかアウラの首に巻かれていました。あれ?いつの間に?
「このスカーフは一度使用されたら、使用者の首に巻かれるんだ。そして、元の大きさに戻った時には再び外れるんだよ。」
「へえ。なんかすごいですね。」
まあ、よくわからないけど、便利だね。

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