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第百八十三話向上機縁

向上機縁

「えっと・・・」
「はい、ナイフを買うのですよね。こちらです。」
「ありがとう。」
「いえいえ、なんとなくですが、あなたとは良い縁を結んでおけと私の勘が囁くのですよ。」
「・・・僕に何かがあると？・・・よくわからないです。」
「まあ、私のこういった勘はあまり外れませんからね。まあ、良縁を築いていて良かったと思える日を待ち望んでいますよ。」
・・・これはなんと答えれば良いんだろう。・・・まあ、良いか。
「・・・とりあえず、使いやすいの選んで。」
「はい、わかりました。」
ミーナはそういうと、ナイフを手にとってゆきました。
「ご主人様決まりました。」
「それ？了解。予備は？」
「予備ですか・・・でしたら、これを。」
「うん、わかった。じゃあ、買ってこようか。」
「ありがとうございます。」
「まあ、僕としてもある程度戦えてくれた方がありがたいからね。」
あとは、お姉ちゃんがいなくて寂しいのかもしれない。うん。そうだね。
無事に購入し終えたので、宿に戻ることにしました。そろそろご飯ですね。

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