死の支配者にレクイエムを

looc

第百八十一話 地球商会

地球商会

えっと、食品は買い終わりましたし、次は服か、調理道具ですね。
「えっと、次は?」
「金物屋が近くにあるので、調理道具ですね。それでよろしいですか?」
「え?はい、もちろん大丈夫ですよ。」
「そうですか、では、こちらです。」
「わかりました。」
まあ、調理道具に関してはとりあえずふつうに使えればそれでいいや。たしか、火の精霊石のある場所の近くに鍛治士が集まった街があるはずだから、そこでちゃんとしたのを買うつもりだし。適当に安いものを買って次の買い物に移りました。
「次は服ですね。」
服屋にやってきました。この店の属する商会では、蚕や蜘蛛の魔物を飼育し、大量の糸を手に入れることができ、さらに、そこから、大量生産することにより、安く売られているようだ。・・・なんとなく、僕みたいな異世界人の影響が見えてくるな。うん。まず、商会の名前がテラ商会ってなっていて、店の名前もアースだからね。まあ、ユニ○ロとか、って名前じゃないことには安心したよ。名前が安直すぎる気もするけど・・・
「えっと、この商会って・・・。」
「テラ商会ですか?数年前に突如出現して、服飾産業に革命を起こした商会ですね。いずれ他国にも進出するつもりだとか。」
へえ、ってことは、今いる国・・・えっと、ここは、国境付近だけど・・・アリエリアに属しているか。えっと、多分、国境で接しているところから広がると予想すると、少し時間がかかりそうだね。うん。同じ世界の人か。・・・お姉ちゃんのことが終わったら行ってみたいかもな。うん。さて、じゃあ、ミーナに合いそうな服を探しますか。ついでに僕の服も。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品