死の支配者にレクイエムを

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第百七十七話 護衛終了

護衛終了

「さて、そろそろ街だね。」
「はい、そうですね。」
「とりあえず、そろそろ降りるか。」
「あ、はい、降りるんですね。」
「うん、警戒させるのもね。」
「そうですね。その方がいいかもしれません。」
アウラは地面に降りた。そうして、アウラは僕たちを乗せたまま馬車に合わせたスピードで歩き出した。
「護衛していただき、ありがとうございました。」
「いえ、方向も同じでしたし、それに、ミーナを乗せた状態でいきなり高速で飛ぶわけにも行きませんからね。まずは慣れてもらわなきゃ。」
「きちんと、ミーナのことを考えていただいているのですね。あなたにお譲りしてよかったです。」
「そう言われると嬉しいですね。」
「このまま出発しますか?」
「え?ああ、いえ、今日はここで休もうかなと思いますかね。また明日から、動きましょうかね。」
「そうですか。宿でしたら『穴熊亭』がいいですよ。」
「へえ、そうなんですか。」
「よかったら案内しましょうか?」
「いいんですか?」
「ええ。」
「でしたらよろしくお願いします。」
「はい。任せてください。」
僕たちは宿に向かうことになった。アウラも大丈夫なのかな?

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