死の支配者にレクイエムを

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第百六十七話 樹下住宅

樹下住宅

「うわぁ、でっかいなぁ。」
「ギャウッ!!」
僕たちは世界樹を見上げてそう言いました。
「よし、じゃあ行こうか。話ができるといいんだけど・・・。」
・・・それにしても、アウラだいぶ大きくなっちゃったから簡単に街を歩かせれないな。何か考えないと・・・。
そんなことを考えていると、いつのまにか世界樹にたどり着きました。
「さて、とりあえず、樹の周りを一周してみるか。」
僕はぐるっと一周回ってみました。
「あれ?もしかして、ここかな?」
世界樹の根の下に潜り込めるような穴が開いていました。灯りも付いているので行ってみましょう。なるほど、世界樹の下ってそういうことなんだね。
「ふぇっふぇっふぇっ。よく来たねぇ。なかなか面白い小僧じゃないかい。」
頭上から聞こえた声に上を見ました。根っこの上かな?
「ほれ、上がって来るが良い。」
・・・こんなに空洞があって大丈夫なのかとも思ったが、幹の直径が、1kmくらいはありそうな大きな樹だから大丈夫か。とりあえず、根っこの上に家が建っているのでおそらくそこに行けばいいのでしょう。さてさて、どんな人なんでしょうかね。

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