死の支配者にレクイエムを

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第百六十六話 森国到着

森国到着

「えっと、あ!あそこだね。」
森の中に一際大きな樹をみつけて僕はそう言いました。
「あそこが森国サジタラの首都・・・森都ケタラか。あそこのどこかに賢者が・・・。」
まあ、見ていても仕方がないので、行きますか。
「アウラ!降りて!」
「ギャウッ!!」
アウラはゆっくりと下降して行きました。
少し離れたところに着陸して、そこから歩いてゆきました。森の中なので、降りるところには気を遣ったけど、ね。
「止まれ!!何用だ!」
「賢者に聞きたいことがありまして。」
「・・・賢者様は忙しく、話せないかもしれんぞ。」
「・・・それでも、それ以外に打てる手もないので頑張りたいと思います。」
「・・・ふむ、問題はなさそうだな。通っていいぞ。それから賢者様の居場所はわかるか?」
「いえ、すみません。」
「賢者様は世界樹・・・お前も見ただろうがあの大きな樹だ。あそこの下にいる。まあ、話ができるといいな。」
「はい、ありがとうございます。」
あの樹の周りにいるのかな?

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