死の支配者にレクイエムを

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第百六十三話 八寒地獄

八寒地獄

・・・まかせて、かなで。
ぼくはかなでがおこなったようにまりょくをねりあげて、
さあ、ひらけじごくもん。そして、はんてんせよ。すべてこおれ、『はちかんじごく』れべるは『まかはどま』!!
ぼくがそうねんじると、おねえちゃんのからだはこおりにつつまれた。これでだいじょうぶだね。じゃあ、あとはよろしくね、かなで。ぼくはそうあたまのなかでかんがえていしきをしずめた。
・・・ありがとう、なるほど、調は八寒地獄の方を使えるのか。しかも、摩訶鉢特摩って確か一番寒いところだったよね。ってことは、調は八寒地獄全て使えるんだろうな。僕の方はまだ、2つしか使えないのに・・・。
まあ、なんとなくだけど、これで、大丈夫なんだろうっていうのがわかるな。
『多分これで大丈夫だと思います。』
と地面に書いた。
「・・・まあ、氷が溶けるまでは大丈夫だろうな。どれくらい持つんだ?」
『多分ですけど、いつまででもだと思いますよ。少なくとも僕が死ぬまでは持つと思います。』
「・・・そうか。それでどうするつもりだ?」
『お姉ちゃんを助けるために何が必要か調べて探してきます。』
「・・・なら、森国サジタラに行きなさい。そこで賢者を探して聞いてみたらどうだろう?」
『わかりました。何かわかるといいのですけどね。』
とりあえず、まずは体を動かせるようにしないといけないな。リハビリ頑張らないと。

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