死の支配者にレクイエムを

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第百六十一話 人格命名

人格命名

僕・・・これだと少しわかりづらいな、何か別の名前を考えておこう・・・調しらべなんてどうかな?うん、今度から、そう呼ぼう、との会話を終え、僕の意識は現実世界に戻ってきました。
・・・お姉ちゃん、僕が絶対・・・とりあえず・・・・黒縄地獄。僕の身体とお姉ちゃん、そして、結奈の依り代である鍵を移動させます。とりあえず、回復術師を探さなきゃ。・・・あ!いた。
「・・・・・・・・・!」
声を出そうとしましたが、一言たりとも口から出てきませんでした。どうやって声を出すんだったっけ。
「・・・あっ!あ、あの大丈夫ですか?!」
僕はその言葉に答えようとしましたが、声が出てこないので、とりあえずお姉ちゃんを差し出しました。
「・・・えっ!?リヴィアさん!?だ、大丈夫ですか?!と、とりあえず、治療しなければ。・・・そして、カナデくんも戻ってきたのね。運んでもらえるかしら。」
こくん、と少しだけ首を動かして返事をした。
「よろしくお願いします。その間に少しでも治療をしますね。」
僕たちはギルドの治療院へと向かっていきます。幸いにも魔力はたくさんあるから大丈夫でしょう。

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