死の支配者にレクイエムを
第百五十四話 精神世界
精神世界
リヴィア視点
「目が覚めたのね。私がわかるかしら?」
「・・・リヴィア・・・お姉・・ちゃん。」
「うん、よかった。」
「・・・ここは・・・どこ?」
「ここはカナデの心の中よ。」
「・・・え?僕の?・・・どうしてお姉ちゃんがここに・・・。」
「魂魄魔法で、カナデの心の中に入り込んだの。」
「・・・僕に何かあったの?」
「覚えていない?」
「少し待っててね。・・・・・・・・えと、確か、・・・そうだ。後ろから剣で刺されて・・・それで、・・・それで?」
「そのあとはカナデの意識を鬼が乗っ取ったのよ。」
「・・・そっか、だから、僕を起こしに来たんだね。」
「ええ、・・・ところで、それが、あなたの元々の姿なのかしら?」
「・・・え?どういうこと?」
「いえ、10歳くらいには見えるわよ?」
「・・えっ!?・・・鏡ないかな?」
「・・・見てないわね・・・あれ?あそこにあるわね。さっきまではなかったはず・・・まあ、カナデの心の中だから、ある程度は願いが叶うのかしら?とりあえず、こっちに持ってくるわね。」
「うん、ありがとう。」
そして、突如現れた鏡をカナデに向けました。
「・・・うん、12歳の僕だ。・・・なんで?」
「最近精神的に成長している兆しが見えてるからそれじゃない?」
「なのかな?・・・さて、鬼から体の制御権を取り戻さなきゃね。行って来ます。」
「私も行くわ。」
「・・・うん、お願い。」
カナデは鬼がどこにいるのかわかっているようで迷いのない足取りで進み始めたので私もついて行きました。可愛さもあるけど、どことなくかっこよさも出て来ているわね。成長したカナデの姿を見て私は、そんなことを思いました。
リヴィア視点
「目が覚めたのね。私がわかるかしら?」
「・・・リヴィア・・・お姉・・ちゃん。」
「うん、よかった。」
「・・・ここは・・・どこ?」
「ここはカナデの心の中よ。」
「・・・え?僕の?・・・どうしてお姉ちゃんがここに・・・。」
「魂魄魔法で、カナデの心の中に入り込んだの。」
「・・・僕に何かあったの?」
「覚えていない?」
「少し待っててね。・・・・・・・・えと、確か、・・・そうだ。後ろから剣で刺されて・・・それで、・・・それで?」
「そのあとはカナデの意識を鬼が乗っ取ったのよ。」
「・・・そっか、だから、僕を起こしに来たんだね。」
「ええ、・・・ところで、それが、あなたの元々の姿なのかしら?」
「・・・え?どういうこと?」
「いえ、10歳くらいには見えるわよ?」
「・・えっ!?・・・鏡ないかな?」
「・・・見てないわね・・・あれ?あそこにあるわね。さっきまではなかったはず・・・まあ、カナデの心の中だから、ある程度は願いが叶うのかしら?とりあえず、こっちに持ってくるわね。」
「うん、ありがとう。」
そして、突如現れた鏡をカナデに向けました。
「・・・うん、12歳の僕だ。・・・なんで?」
「最近精神的に成長している兆しが見えてるからそれじゃない?」
「なのかな?・・・さて、鬼から体の制御権を取り戻さなきゃね。行って来ます。」
「私も行くわ。」
「・・・うん、お願い。」
カナデは鬼がどこにいるのかわかっているようで迷いのない足取りで進み始めたので私もついて行きました。可愛さもあるけど、どことなくかっこよさも出て来ているわね。成長したカナデの姿を見て私は、そんなことを思いました。
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