死の支配者にレクイエムを

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第百五十二話 精神侵入

精神侵入

「お、おい、坊主、大丈夫・・・っつ!!」
そう話しかけた騎士に対して突如黒縄はふるわれた。
「おい坊主!どうしちまったんだ!!おい・・・おい!!」
「一体どうしちまったんだよ!」
その言葉に対しては無言でふるわれた黒縄によって答えとされた。
「おい!!だれか、こいつがどうしてこうなったかわからないか!?」
「・・・カナデ・・・?どうして、また!」
「何か知っているのか?!」
「え、はい!なんでも鬼に体を乗っ取られているとか。」
「なら、どうすればいい?!」
「・・・・・私がなんとかします。」
「できるのか?」
「はい、私の魔法であれば。」
「こちらに何か手伝えることはないか?」
「カナデの体を拘束しておいていただければ。」
「わかった。まかせておけ。頼むぞ。」
「ええ。もちろんです。お姉ちゃんも頑張るんだから、カナデも頑張りなさい。」
リヴィアは、魂魄魔法を用いてカナデの魂魄に干渉し、カナデの心の中に入っていった。

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