死の支配者にレクイエムを

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第百五十話 水滴石穿

水滴石穿

「よし、考え方の解析終了!たぶん、これで間違っていないだろう。」
とはいえ、そこまで、詳しいものじゃない。いきなり行動するときは右側からとかその程度だ。それ以上に詳しく解析することはできない。まあ、ほぼ間違いなくブレスは使ってこないだろう。口の中怪我しているし、あとは、また同じことやられるかもって思ったらできないよね。このあたりの情報からあとは、動きを見てより起こりそうな未来を予測して行くしかないね。
「おっ!?もう終わったのか!?」
「はい!!」
「よっしゃ、なら、指示は任せたぞ!!」
「はい!・・・これは、口と見せかけて左腕!・・さらに右腕!いけますか!?」
「ああ、人数も多いから、なんとかいける!少しの間ならだが、な。」
「はい!拘束解除!」
「了解!!」
「・・・っと、後ろ足両方!!」
「忙しいな!おい!」
「すいませんね。」
「いや、大丈夫だけどよ。そっちは大丈夫か?」
「はい、まだまだ平気です。」
「そうか、よかった。」
そうして少しずつではあるけれども龍にたしかにダメージを与えていった。

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