死の支配者にレクイエムを

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第百三十話 事情説明

事情説明

「カナデ、なんて?」
ギルドに辿り着く少し前くらいにお姉ちゃんにそう尋ねられました。
「何があったのかとか、大丈夫か?とか聞かれたよ。」
「まあ、そうだろうとは思ってたけど・・よく、わかったわね。」
「まあ、唇の動きでなんとかね。」
「この世界の言葉を覚えているの?」
「うん、たしか前にも言ったことあったと思うけど・・・まあ、結構前だったかな。」
「ごめんね、覚えていないわ。」
「まあ、別に特に重要なことでもないしね。」
「まあ、ありがとうね。」
「どういたしまして。」
僕は誇らしげにそう言いました。
「さて、行きましょうか。」
「うん。」
「はーい」
「かうっ!」

「おう!来たか。お前たちから直接何があったか教えてもらってもいいか?」
「ええ。もちろんです。まずは・・・」
そうして僕は今日の出来事を話していった。

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