死の支配者にレクイエムを

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第百十六話 呵呵大笑

呵呵大笑

「そろそろ行こうよ。」
「あ、ああ。すまんな。」
「先輩のせいで、休めなかったじゃないですか。」
「知るか!」
「酷い!」
なんて、会話をしつつも警戒は怠っていないんですけどね。って、
「来たね。はっ!黒縄地獄!行けっ!」
「負けていられるか俺らも行くぞ!」
「ちょ、だ、だから、疲れてるって・・・わかった、わかりましたよ。行けばいいんでしょ。だから、手を離してくださいよ、先輩!よ、よし、みんないくぞ!」
「「「・・・」」」
「い、いや、ついてこいよ?絶対ついてこいよ?」
「それは・・・振り?」
「違うわ!!」
「・・・楽しそうね、カナデ。」
「そう、なのかな?・・・うん、楽しいね。」
僕のその言葉に、結奈は、ただ、ニコニコと笑っています。
「おいおい、笑ってないで助けてくれ〜!」
見れば、デニスさんとベルタさん以外は戦わずに、デニスさんの姿を見て笑っていました。信頼しているんだろうね。まあ、デニスさん頑張れー。

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