死の支配者にレクイエムを

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第百十五話 三尺童子

三尺童子

「おい、お前ら、大丈夫か?」
「は、はい、大丈夫・・です。」
「まだ、大丈夫だよ。」
「大丈夫です。」
「おいおい、坊主たちのほうがお前らよりもぴんぴんしているじゃねえか。」
「し、仕方ないじゃないですか。魔物多いんですもの」
「でも、こいつらはお前たち以上に戦ってるし・・・」
「そうですね、本当に強いですよね。ユナって子は今は戦っていませんけど、盗賊と戦ったときはすごかったですよ?」
「ほー、そうなのか。大方対人特攻の魔法なのかな?」
「ええ、そうです。悪人にはよく効きますよ。」
「なるほどな。」
「だから、今は、ポーション持つことしか出来ないの。」
「そうか、なら、護身術くらいは教えてやろうか?」
「えっ?!いいの?」
「ああ、依頼が終わってからな。」
「うん、わかった、ありがとう!」
「気にするな。気まぐれだ。」
「あの人にはユナちゃんくらいの歳の子供がいるから多分それが理由だと思います。」
「て、てめっ!」
顔を真っ赤にして照れてますね。面倒見が良い人なんでしょう。

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