死の支配者にレクイエムを

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第百十三話 共同参加

共同参加

その後は絡まれることもなく、寧ろ距離を取られた感じだが、いよいよ、依頼の開始時刻になった。
「集まっている者に告げる!これより、北の森の偵察を開始するが、この依頼はかなりの危険が予想されるため、今ならば参加の取り消しも認めよう。もちろん、ペナルティはない。参加する者はこっちに来てポーションを受け取れ。それを持って参加の表明とする。」
その言葉を聞いて青ざめてギルドから出て行くものもいたが、多くは残りポーションを受け取っていった。
「お前たちの勇気を嬉しく思うぞ。では、これより依頼開始だ。」
どうやら、動くのは個人でいいようだ。まあ、普段連携なんて取らない相手と一緒に行っても邪魔なだけか。
「おい、坊主たち!一緒に行かねえか?」
話しかけてきたのは馬車の護衛をしていた冒険者でした。
「あっ!さっきぶりですね。・・うん、いいですよ。行きましょう。お姉ちゃんたちも良いよね?」
「ええ、もちろん、良いわよ。」
と言うわけで、同行者が増えました。魔物が多いから助かるね。
「あとは、俺たちの先輩なんだけどよ、一緒に行っても良いか?信用はできると思う。俺は信用しているんだ。やはり、固有魔法持っているからいやか?」
「うーん・・・信用できるんだね?」
「ああ!」
「わかった、なら、良いよ。」
さらに同行者が増えることになりました。どんな人でしょうね。

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