死の支配者にレクイエムを

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第七十五話 意識朦朧

意識朦朧

足に力を込めて、相手に向かって走り出した。このときには黒縄による操作は行わなかったが、そのあとは、黒縄で動きを操作した。
「燃え尽きろ!」
相手に触れると、相手は燃えあがった。相手は、触手で僕の体を貫いていくが、それを気にせずに、燃やし続けていると相手の動きも弱まってゆき、やがて動かなくなった。それを見届けた僕の体は、今までの苦痛を思い出し僕はその場で倒れこみ意識を失った。

リヴィア視点

黒い化け物により、地面がわられることによってカナデとはぐれた私は、自分の力では向こう側に行けないため、向こう側へ行くために応援を呼びに魔力切れでフラフラしながらもギルドへと走っています。
「・・・い、・い・・・・ちゃん。」
何か声が聞こえたと思ったら、体が揺さぶられました。
「おい、リヴィアちゃん。大丈夫か?!」
ガウルさんでした。
「さっきから聞こえてるものが崩れるような音と関係があるのか?!」
「・・・は・・い。早・・く、助け・・に・いかな・・きゃ。」
「あの坊主だな!わかったどこだ?!」
「わ・たし・・・も・・行く。」
「・・・・・・わかった、おぶってやるから捕まれ。」
ここで時間を潰すよりもいいだろうと思ったのでしょう。ガウルさんは私をおぶって、カナデの元へと向かっていきました。

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