死の支配者にレクイエムを

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第六十九話 怨嗟集合

怨嗟集合

???視点
ーーーアアアアアコロス
ーーー   ーーヲコロス
ーーーニクイニクイニクイ
ーーー   ーー?ダレダ?
ダレダダレダダレダダレダダレダダレダダレダ?
コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス・・・・・・
路地裏で一人の男から、その言葉をずっと繰り返して、さらに、その言葉に合わせるかのように黒い魔力が集まってゆきました。

カナデ視点
お姉ちゃんと誓い合ってから、数日が経ちました。僕は、黒い右目を隠すためにお姉ちゃんが作ってくれた、眼帯をしたままでも、距離感がつかめるように色々と試していました。そうしていると、突然ぞくっとしました。な、なんだ。そしてあたりを見渡すと空に黒いものが集まっており、それが、ある一点に降ってきていることがわかりました。
「黒い魔力?!なんで、あんなに大量に。いや、まさか、奴か?」
「カナデ!」
「お姉ちゃん、あれ。」
「ええ、あれは、まずいわね。行きましょう。」
「うん。」
あれは誰かが止めないといけないものだ。なんとなくだけど、僕狙われている気がするしね。勘だけど、逃げる事は出来ないだろうから、迎えうつしかない。

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