死の支配者にレクイエムを

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第六十六話 自画自賛

自画自賛

「さて、態々会いに来るってことは何かあったんだね。何があった?」
「今起こっている事件の犯人に会いました。」
「なっ!?ほ、本当かい?」
「はい、悲鳴が聞こえてそこに向かったら、剣を振り上げている人がいて、カナデが、捕まえようとしたんですけど、逃げられました。」
「それで、犯人のことはわかったが、襲われていた人は?」
「その人でしたら、詰所に連れていって、守ってもらっています。」
「まあ、それがいいだろうね。何か情報がないか、詰所に人を遣ることにしよう。ところで、犯人の姿は?」
「黒いフード付きの服を着ていたので、顔は見えませんでした、ブカブカの服を着ていたようで、体格もイマイチ自信はありませんが、おそらく男ですかね?」
「えっと、紙をいただけますか?」
説明に苦労している、お姉ちゃんを見て、ふと姿を描いてみることにしました。
そうして描いてみると、思い浮かべていた姿を描くことができました。我ながらよくこんなに上手くかけたものだ。
「こんな感じです。」
「そうなのか?」
「はい、確かにこんな感じでしたね。」
「詰所の方にも持っていったほうがいいよね。」
「そうね。お願いしてもいい?」
「まかせて!」
僕はそう答えた。

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