死の支配者にレクイエムを

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第二十六話 死灰復然

死灰復然

僕を撫でていたお姉ちゃんは僕が目覚めたことに気づいたようです。
「・・・カナデ」
「大丈夫、僕はもう大丈夫だよ。・・・ありがとう。」
「どうしたの?」
「いや、なんとなく言いたくなったんだ。」
「そっか、私はずっとカナデのそばにいるからね。」
「うん、・・・もう少しだけこのままでいいかな?」
「うん、もちろん。」
僕は、言葉に甘えて甘えていました。
僕のお腹がなってしまったので、お姉ちゃんは笑いながら、ご飯を作りにいきました。僕は気恥ずかしさで顔を赤くしました。
「はい、できたわよ。」
お姉ちゃんが呼ぶので、僕は、ベッドからおりて、立ち上がろうとしました。その時に、足に力が入らなくて、僕はよろめきました。僕が歩けなくて、その場で座り込んでいると、お姉ちゃんが様子を見にきました。
「どうしたの?カナデ。」
「歩けるほど足に力が入らなくて。」
僕がそういうと、お姉ちゃんは僕を抱っこしました。
「重く無い?」
「全然。」
お姉ちゃんはそう言って僕を机まで連れて行ってくれました。僕はお姉ちゃんにお礼を言うと、一緒にご飯を食べました。

コメント

  • ノベルバユーザー232154

    目が覚めた僕に僕を撫でていた、お姉ちゃんは気づいたようです。

    僕を撫でていたお姉ちゃんは、僕が目を覚ましたのに気づいたようです。
    の方が良いです。

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