死の支配者にレクイエムを

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第二十四話 悔悟慙羞

悔悟慙羞

はやくに目が覚めました。目が覚めても、気分は最悪だった。耳元で怨嗟の声が聞こえるのだ。
「あ、ああ、ああああああああああああああああああああああああああああっ!厭だ、止めて、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・」
僕は涙を流しながら、ただひたすらに壊れたようにごめんなさいと言い続けました。

リヴィア視点
ーーーーさい、ーーーなさい、ごめんなさい
私は、誰かの声が聞こえてきて、目が覚めました。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
狂ったように謝り続けるカナデがそこにはいました。私はなにをすればいいのかもわからずカナデを抱きしめて、背中を撫でました。そうしていると、声が小さくなっていき、やがて、寝息に変わっていきました。私は、そのまま撫でていましたが、そろそろ大丈夫かなと思ってご飯の準備をしようと思いましたが、カナデが私の服を、きつく握っており、手を解くのも憚られたので、そのまま、撫で続けていました。

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