死の支配者にレクイエムを

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第十六話 冒険

冒険

「ところで、ここはどこなの?街の中っぽいけど。」
「ああ、言ってなかったっけ?ここは、テナーグの街よ。」
「どんな街?」
「うーん、そうね、強いていうなら、冒険者の街かしら?」
「冒険者?何するの?」
「冒険者は、冒険者ギルドってところで、登録して、依頼を受けて、それを達成してお金を稼ぐって言う仕事かな?モンスターの討伐だったり、薬草とかの採取だったり、それこそ、雑用だったりって感じかな?」
「お姉ちゃんも、冒険者をしているんだよね。」
「ええ、とりあえず、ギルドに行ってみる?」
「うん、行く。」
「よし、じゃあいきましょう。」
「わかった。」

見慣れぬ街並みを観ながらお姉ちゃんと、手を繋いで歩いていく。はぐれたら、大変だからね。そうこうしているうちに、ギルドにたどり着いたみたいだ。中に入ると、筋肉がムッキムキの男性とか、魔女っぽい格好の女性とかが10名ほどいた。へえ、ギルドって結構広いんだな。なんて考えていると、
「おっ?リヴィアちゃんじゃねえか、こんな時間に珍しいな。」
という、声が聞こえて来ました。

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