引きこもり女冒険者の生活を正します?
プロローグ
「おいっ!いつまで寝てる気なんだお前っ!」
ダンダン!とメチャクチャうるさいドアを叩く音と、耳に刺さる怒鳴り声で私は目覚めた。
「昨日ちゃんと朝8時に一緒にクエストに出発するって約束したよな!?」
・・・?あーたしかにしたような?いや、ワンチャンあいつの勘違いだったり・・・
「それが今何時だと思ってんだ?」
うーん、私の感覚的に朝の7時半くらいだけど
「正午だぞ正午!12時だぞふざけるなよお前!!」
なんと・・・!この私の気高い時間感覚を見事に通り抜けたか!なんと恐ろしいやつよのぉ時の経過というものは・・・
「いつもお前は約束した時間より3時間は遅れて来るが、今日はさらに1時間だからな、流石に呼びに来たんだがまだ寝ていたとは・・・」
ドアの外からクソでかいため息が聞こえる。しかし私はそんなことでは罪悪感は覚えない、あくび混じりに私はこう言ってやった。
「クエスト行く約束なんてしてないっしょー?それよりもドアの側に洗濯物置いてあるから洗っといてー?」
こう言葉を発した次の瞬間、私のサンクチュアリィを守る聖なる扉があっという間に破られ、頭の上に鉄拳が降り注いだ。
ゲンコツされた。とても痛いです。。。
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