自己嫌悪な私のヒガイモーソー

冷奴。

私のヒガイモーソーが始まるキッカケ

今の私は高校2年生

ーこれは小学5年生のときのおはなしー

私「おはようございます。」
先生「おはよう。」

先生「今日は‘大切な人’というお題で、作文を書きましょう。」
みんな「はーい。」
大切な人、というお題で書く作文。
私が真っ先に思い浮かんだのは兄弟。
6兄弟の4番目の私はみんなのいいところや凄いところ、そんな兄弟が大好きだということを書いた。

・長男のいいところ、凄いところ
運動神経がいい。世話上手。

・次男のいいところ、凄いところ
歌が上手い。長男をフォローしたりするところ。

・三男のいいところ、凄いところ
意見をまとめたりするのが上手い。頭が良い。

・五男のいいところ、凄いところ
元気でみんなを笑わせてくれる。めげない。

・六男のいいところ、凄いところ
みんなを後押ししてくれる。観察力がいい。

確か、こんな感じ。
そして先生は聞いたんだ。

「自分のいいところはどんなところ?」

頭が真っ白になった。
いいところ?
凄いところ?
急に言われても分かんないや
違う
私にはそんなの無いんだ。
みんなみたいに何か出来るわけじゃない。
答え、られないや。
私ってなにも出来ないんだ。
役に立てないんだ。
価値、ないのかな。
うん。そうだ。ないんだ。
生きてる意味は?

生きてる、意味も、ないんだ

私。


それから、

夏休みに必死に探して持って帰った

蝉の抜け殻みたいに

空っぽになった。



死にたいって思っちゃいけないってニュースで見た私は、

そっか、ダメなんだ。
って少しガッカリして。
その呟きで兄弟に心配されて

もうどーでも良くなったわけでもなくて

ぐちゃぐちゃな心のまま

お母さんが望むように

問題も起こさず

成績も良く

お母さんの理想になった。


ヒガイモーソーはこの頃はまだ全然無かった。
だって理想になって
褒められて


でも少しだけ本当は始まってたんだ。

お母さんの理想に慣れてないって。

お母さんはこう言ってた

「いい高校に行って、成績を良くして、ほかの兄弟みたいに自信を付けなさい」

って
理想じゃないじゃん。

これが最初のヒガイモーソー

私に自信ないじゃないか

あんなこと先生が言うからだよ

だから自信無くなっちゃったんだ

先生のせいだ

先生のせいだ!

センセイノセイ

私は悪くない

先生が悪いんだ




これはフィクションです(^^)
最後まで見て頂いてありがとうございます
もし、この需要もない産物を、これからも見て下さる優しい方は、よろしくお願い申し上げます。
これは、簡単に言うと、ヒガイモーソー(被害妄想)で自分を守ってきた「私」が、ヒガイモーソーを打ち破るお話です。
文章能力が皆無なおバカな作者をお許しください(^^)

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